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毎年恒例となっているファンキー山岡さんの沖磯ゲーム。
今回も和歌山県大引の上野渡船様にお世話になり、名磯「アシカの親」に渡磯してシイラ・ブリ系の青物をメインに夏のロックショアゲームを展開してもらった。
釣行のタイミングはかなり日ムラがあり、釣れる日と釣れない日の差が激しい状況。
回遊魚をキャッチするにはいささか苦戦を強いられることが予想される中、セオリー通り、朝イチはポッパーやペンシルベイトといったトップウォーターで状況を探っていく。
潮は動いており海況を見る限り悪いようには見えないが、モーニングチャンスには何の反応も得られないまま時間だけが過ぎてしまう。 陽が高くなるにつれレンジを刻むために取り出したのはメタルジグ(ファンキージグ40g)。
表層から順にレンジを探っていくと、ようやくフィッシュイーターからの反応を得ることに成功。
そこから集中力を高め、待望の青物をキャッチすることに成功した。
タフな状況を打開することができた一番の要因は、軽量なメタルジグで表層まで出切らない魚を細かいレンジ操作によって口を使わせるテクニックにあった。 ヘビーウエイトで一気にボトムまで落とすのではなく、徐々にレンジを刻むことでやる気のある魚にルアーを見せることができたのだ。
ファンキー山岡さんいわくプロアングラー人生で最も苦戦した今回の釣行だが、難しい状況だからこそ攻略した時の喜びはひとしおだろう。
限られた場所、限られた時間、限られたタックルを駆使して手にした獲物はロックショアゲーム、ひいてはルアーゲームの醍醐味ともいうべき「狙って獲った1尾」としてアングラーの心に深く刻まれるだろう。
撮影協力;上野渡船 http://www.tsurisoku.com/uenotosen/
使用ライン:PEショアジグ8 http://yamatoyo.com/products/pe_shore…
使用ショックリーダー:耐摩耗ショックリーダー http://yamatoyo.com/products/taimamou…